【川中島校】1学期中間テストの解き方:中2数学

問題1

\[A=3x-1,B=-3x+5とするとき\] \[-4A+4B+3Aを計算しなさい。\]

はい。わりとよく出るタイプの問題だね。

式に文字が入ってるよね。
なので、この式は文字式の決まりにしたがって書かれているよ。

文字式だと何かが省略されてるよ。
それを書き込むとわかりやすくなるかな。

せいなさん、どうでしょう?

うん。これは楽勝。

\(\mathbf{-4\times A+4\times B+3\times A}\)
ってことだよね。

OK!いい感じ。

じゃあ、問題文を見てみよう!

\(\bbox[lightgreen, 2px]{A}=\bbox[lightgreen,2px]{3x-1}\)と\(\bbox[lightblue, 2px]{B}=\bbox[lightblue,2px]{-3x+5}\)だから

\(-4\times\bbox[lightgreen, 2px]{A}+4\times\bbox[lightblue, 2px]{B}+3\times\bbox[lightgreen, 2px]{A}\)

に置き換えればいいね。

間違えやすいから、ひとつずつ確実に・丁寧に計算していってね。
せいなさん、じゃあお願いします!

OK!
ひとつずつ丁寧にだね!

まず、\(\mathbf{-4A}\)
\(\bbox[lightgreen, 2px]{A}=\bbox[lightgreen,2px]{3x-1}\)だから

\(-4\times\bbox[lightgreen, 2px]{A}\)に代入して
\(-4\times\bbox[lightgreen, 2px]{(3x-1)}\)でカッコのなか両方に-4をかけて
\(\large{-4A}\)\(=-4\bbox[lightgreen, 2px]{(3x-1)}=\large{-12x+4}\)だね。

次もおなじ感じで、\(\mathbf{+4B}\)

\(\bbox[lightblue, 2px]{B}=\bbox[lightblue,2px]{-3x+5}\)なので
\(\large{+4B}\)\(=+4\bbox[lightblue, 2px]{(-3x+5)}=\large{-12x+20}\)だね。

じゃ、次で最後!\(\mathbf{+3A}\)

\(\bbox[lightgreen, 2px]{A}=\bbox[lightgreen,2px]{3x-1}\)だから
\(\large{3A}\)\(=+3\bbox[lightgreen, 2px]{(3x-1)}=\large{9x-3}\)だね。

さとの先生、これでOKです!

うん。とってもいいね。

かっこをはずすときのポイント

①かっこの前の数字をかっこのなかのすべての数字にかけること。
②かっこの前の数字にマイナスがついていたら、かっこのなかの数字の符号が反対になること。

ここは気をつけて。

では、計算してもらったものをもとの式
\(\mathbf{-4A+4B+3A}\)
に当てはめて計算してみよう!

はーい。

\(-4A+4B+3A\)
\(=-12x+4-12x+20+9x-3\)
文字は文字、数字は数字でまとめて
\(=\bbox[pink,2px]{-12x-12x+9x}\bbox[orange,2px]{+4+20-3}\)
\(=\bbox[pink,2px]{-15x}\bbox[orange,2px]{+21}\)

なので答えは

\(\large{-15x+21}\)

です。

できた!

おー!完ぺき!すばらしい!

いまみたいに計算する方法がひとつ。
もうひとつ方法があるから紹介しておくね。

\(-4A+4B+3A\)の\(AとB\)を
先にまとめてしまう方法があるよ。

\(\bbox[lightgreen,2px]{-4A+3A}\bbox[lightblue,2px]{+4B}\)
\(=\bbox[lightgreen,2px]{-A}\bbox[lightblue,2px]{+4B}\)

ここまで計算してから\(\bbox[lightgreen, 2px]{A}=\bbox[lightgreen,2px]{3x-1}\)と\(\bbox[lightblue, 2px]{B}=\bbox[lightblue,2px]{-3x+5}\)にする。

\(=\bbox[lightgreen,2px]{-A}\bbox[lightblue,2px]{+4B}\)
\(=\bbox[lightgreen,2px]{-(3x-1)}\bbox[lightblue,2px]{+4(-3x+5)}\)
\(=\bbox[lightgreen,2px]{-3x+1}\bbox[lightblue,2px]{-12x+20}\)
文字は文字、数字は数字でまとめて

\(=\bbox[pink,2px]{-3x-12x}\bbox[orange,2px]{+1+20}\)

\(=-15x+21\)

これでOK!

あとは好みかな。
自分のミスが少なくなりそうなほうで計算すればいいよ。

問題2

\[A=3x-1,B=-3x+5とするとき\] \[-3(A+B)+Bを計算しなさい。\]

これもさっきとおなじようなものだね。

とりあえず、\(AとBを置き換えてみればいいか。\)
\(\bbox[lightgreen, 2px]{A}=\bbox[lightgreen,2px]{3x-1}\)と\(\bbox[lightblue, 2px]{B}=\bbox[lightblue,2px]{-3x+5}\)だから

\(\large{-3(A+B)+B}\)
\(=-3\{\bbox[lightgreen,2px]{(3x-1)}+\bbox[lightblue,2px]{(-3x+5)}\}+\bbox[lightblue,2px]{(-3x+5)}\)

できた!
先生、こんな感じで大丈夫かな?

いいね!問題なし!

これもひとつの方法だね。
では、続けよう。

\(-3\{\bbox[lightgreen,2px]{(3x-1)}+\bbox[lightblue,2px]{(-3x+5)}\}+\bbox[lightblue,2px]{(-3x+5)}\)

さて、せいなさんここからどうしようか?

そうだなあ…。
あっ!この式の中に{}(中かっこ)があるね。
じゃあ、そこから計算してみるか。

\(\large{-3(A+B)+B}\)
\(=-3\{\bbox[lightgreen,2px]{(3x-1)}+\bbox[lightblue,2px]{(-3x+5)}\}+\bbox[lightblue,2px]{(-3x+5)}\)の左側部分の\(\{\}\)のなかの計算しよう。
なので、それぞれかっこをはずそう。
\(=-3(\bbox[lightgreen,2px]{3x-1}\bbox[lightblue,2px]{-3x+5})+\bbox[lightblue,2px]{(-3x+5)}\)
これで計算してっと…。
\(=-3(\bbox[pink,2px]{4})\bbox[lightblue,2px]{-3x+5}\)
\(=-3\times4-3x+5\)
\(=-12-3x+5\)
文字は文字、数字は数字でまとめてっと

\(=\large{-3x-7}\)

おー!できた。
先生、正解ですよね?

うーん、すばらしい!とてもよいですね。
計算の順序もパーフェクト!

こっちもいまみたいに計算する方法がひとつ。
もうひとつ方法があるから紹介しておくね。

\(\large{-3(A+B)+B}\)
そしたらここからかっこ外しちゃう!
\(=-3A-3B+B\)
同じ文字まとめて計算!
\(=-3A-2B\)
ここでAとBを置き換える。
\(=-3\bbox[lightgreen,2px]{(3x-1)}-2\bbox[lightblue,2px]{(-3x+5)}\)
かっこはずすよ。
\(=\bbox[lightgreen,2px]{-9x+3}\bbox[lightblue,2px]{+6x-10}\)
まとめて計算!
\(=-9x+6x+3-10\)
\(=-3x-7\)

こんな感じでもできるよ。

このほかにもまだ計算するための方法はあるよ。
数学でも、正しい方法はいくつかあるんだよ。

ひとりひとりミスの出ない方法は違うんだよね。
だから、ITTO個別指導学院 長野ではその子の思考にあわせた最適な方法で
進めるよ。

答えにたどり着く道はいくつもあります。
だから、その子にとって『わかりやすい!』と思える方法で、一緒に進んでいきましょう。

ちょっとでも気になったら、お気軽にお知らせください。
少しでもITTO個別指導学院 長野の授業が受けたくなったら体験(無料!)から。
その他、ご相談やお問い合わせもお待ちしております☆彡

体験授業(無料!)はこちらから
お問い合わせはこちらから